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病院長挨拶

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 当院は唯一の地域病院として地域医療の中核を担っております。『かかりつけ医』医療機関として一般診療を軸に患者さんと対等な立場で寄り添える診療を心掛け、コンセプトとして“最後の砦として断らずに何でも対応する”をモットーに急性期医療に軸足を置き、施設の後方支援病院として近隣の病院、開業医等からの慢性期患者さんや術後回復期リハビリテーション・嚥下機能訓練目的の患者さんも受け入れております。また、積極的に在宅医療を取り入れ、訪問診療・往診、在宅・施設での看取りも行っている地域密着型の病院です。

 さて今年度は昨年12月下旬から中国・武漢市からアウトブレイクした新型コロナウイルス〈後日COVID‐19(症状名)、SARS‐CoV‐2(SARSコロナウイルス-2)と命名〉により本国ではクルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)をきっかけとして、また全世界でも瞬く間に蔓延しアウトブレイクしました。このことで各イベントの中止、小中高臨時休校、マスク・消毒薬不足、経済の悪化、倒産等、コロナウイルスによる被害は計り知れないものとなっております。スポーツ界でも開催延期も余儀なくされ、特に春の選抜野球の中止、各プロスポーツ開催の延期、更には7月から開催されるオリンピック・パラリンピックの開催が来年に延期となる事態となってしまいました。一刻も早くこの感染蔓延状況が収束することを願ってやみません。

 昨年度を振り返ってみますと、主に院内の環境整備に力を注いだ年であったと思います。9月に電子カルテの導入を行い、仕事の効率化・短縮を図ることができ、働き方改革の一助になることができました。平成30年度にスタッフステーション拡張工事を行い、開放的な空間を創ったことは電子カルテの導入の際に役立ちました。令和2年2月から地域包括ケア病床を16床から25床に増床したことで収益の増加を図りました。さらに3月に医局研究室の改修工事や、女性医師に対しての休憩室整備を行い、今後増えてくる女性医師への環境整備も行いました。

 2024年度から医師の働き方改革が施行されますが、それに向けて徐々に対策を練らなければなりません。医師不足の中、7人の常勤医での診療をどのように維持していくのか課題が山積しておりますが、幸いなことに今年度から消化器内科医1人(非常勤)、呼吸器科医師1人(常勤)、関東から臨時の女性内科医が赴任することとなり、当院の戦力に期待を馳せているところです。

 今年度は診療報酬改定の年ですので可能な限り上位取得を目指し職員一同協力体制で邁進していきたいと思っております。また、当院としては急性期、回復期、慢性期そして終末期のあらゆるステージの患者さんを対象としているため、高齢化による併存症から複雑化する疾病状況、多様化する家庭状況の対応で医療スタッフの負担が増す一方ではありますが、我々の使命は地域の医療ニーズに柔軟性と対応力を身につけ応えていくことを基本としておりますので、後進のためにも出来る範囲で最大限の能力を発揮し合える病院にしなければならないと思っております。さらに近年、人生の最終段階における医療・ケアに対する意思決定支援(Advance Care Planning;ACP、人生会議)が広まってきており、より一層対応強化に繋げなければならないことを実感しております。

 今後とも当地域の医療・介護・福祉の発展に貢献出来るよう連携・協働し合い職員一丸となって地域医療の砦として職務を遂行していく所存でありますので、皆様方のより一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

令和2年4月     岩手県立江刺病院長 川村 秀司

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